こんにちは、よろずやです!
今回は【お金を守る教科書】の第2回として、保証人や共同名義人になるリスクについて解説します。
連帯保証人ほど重くはない…と思って引き受けていませんか?
でも実際は、「保証人」や「共同名義」でも人生を大きく狂わせるトラブルが起きています。
目次
⚠ 保証人とは?連帯保証人との違いをおさらい
まずは簡単におさらいしましょう。
種類 | 債権者からの請求 | 債務者に代わって支払う義務 |
---|---|---|
保証人 | 債務者が返せないときに請求される | ある(ただし順序がある) |
連帯保証人 | 債務者と同列に請求される | ある(最初から請求されても拒否不可) |
つまり保証人でも債務者が返済できなくなれば責任は回ってきます。
「連帯」ではないから大丈夫、と思っていたら大間違いです。
🧨 ケース①:友人の家賃の“保証人”になったら…
「すぐ見つかるから」と頼まれ、友人の賃貸契約の保証人になったCさん。
ところが友人が失踪してしまい、滞納した家賃80万円の支払いをCさんが背負うことに。
保証会社も回収できず、最後は裁判へ…。
🏠 ケース②:元配偶者との“住宅ローン共同名義”が残った
Dさんは夫と共同で住宅ローンを組み、名義も共有に。
しかし離婚後、夫が返済を滞納。
その影響でDさんの信用情報にも傷がつき、新しい住宅ローンも組めなくなった…。
❗共同名義の落とし穴
不動産や車の名義を「共同」にすることは、リスクの共有でもあります。
- 相手が支払いを止めたら、自分に請求が来る
- 一方的に名義を外すことはできない
- ローンが残っていると、売却すらできない
感情や関係性ではなく、契約の現実を見なければなりません。
🛡 トラブルを防ぐには?
- 「保証人・共同名義は引き受けない」とあらかじめ決めておく
- どうしても必要なときは、法的リスクを理解したうえで契約する
- 曖昧な契約書には絶対にサインしない
- 信用できる第三者に相談してから判断する
✅ まとめ|あなたの名前が“借金の証明”になる前に…
「名義を貸すだけ」「一時的な保証人」
…そんな言葉に油断してはいけません。
あなたの名前が、借金の証明書になる日が来るかもしれないのです。
大切なのは、人のために犠牲になることではなく、自分と家族のお金を守ることです。
▶ 次回予告|【お金を守る教科書③】ネット時代の落とし穴!口座番号や個人情報を安易に教えてはいけない理由
次回は、SNSやメッセージアプリで気軽にやり取りされがちな「個人情報」の危険性について解説します。
特に、口座番号や免許証の写真を求められたら要注意!
詐欺や不正利用に巻き込まれないために、今こそ知っておくべき情報管理の基本とは?
ぜひお見逃しなく!