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【お金を守る教科書④】家族も要注意!「名義貸し」が招く思わぬトラブルとは?

こんにちは、よろずやです!

「ちょっとだけ名義を貸してほしい」
「親子なんだから大丈夫でしょ?」

そんな“身内のお願い”に、あなたはつい首を縦に振ってしまっていませんか?

でもその“善意”が、のちのちあなた自身を苦しめる落とし穴になることも。

今回は、家族や友人から頼まれがちな「名義貸し」について、よくある事例やリスクを具体的にご紹介します。

目次

🔍 名義貸しってどこまでがNG?

「名義貸し」とは、自分名義で何らかの契約・手続きをして、それを他人に使わせる行為です。

たとえば…

  • 携帯電話の契約を子どもや兄弟の代わりにする
  • カードローンやキャッシングを親の代わりに契約
  • サブスク契約やネットショッピングの支払いを肩代わり

これらはすべて、“名義を貸している”状態です。

一見、家族思いの行動にも見えますが、名義を貸す=責任をすべて負う立場になるということを忘れてはいけません。

⚠ 実際にあったトラブル事例

📱 スマホ料金の未払いでブラックリストに

母親が息子のためにスマホを契約。最初は問題なかったものの、息子が仕事を辞めて支払いが滞り始め、気付いた時には数十万円の未払いに。
その影響で母親はクレジットカードも作れない状態に。


💳 クレジットカードの不正利用

兄が「カードを作れないから」と弟名義でカードを発行。最初は毎月きちんと返済していたが、転職を機に音信不通に。
督促状が弟に届き、最終的には法的トラブルに発展

👨‍👩‍👧‍👦 家族間に多い「名義貸し」パターン

特に多いのが以下のようなケースです:

  • 「親が子どもの名義で勝手にローンを組む」
  • 「高齢の親の代わりに、子どもが金融商品を契約する」
  • 「未成年の子どもにクレカを持たせたくて、親が名義で作る」

家族だから大丈夫という甘えが、取り返しのつかない事態を招くこともあります。

🧠 なぜ名義を貸すと危険なのか?

📉 信用情報に傷がつく
 名義人としての信用が損なわれると、ローンやカードの審査に通らなくなります。

💸 支払い義務は“名義人”にある
 たとえ使ったのが他人でも、契約上の支払い責任はすべてあなたに。

法的責任が問われる可能性
 不正使用や詐欺に使われた場合、最悪の場合は名義人が訴えられることも。

✅ トラブルを防ぐためにできること

  • 「家族だから」と安易に名義を貸さない
  • どうしても貸す必要があるなら、契約内容をしっかり書面で残す
  • 自分名義の契約は、自分自身で管理する
  • 金融リテラシーを家族全員で共有することが大切

📝 まとめ:「名前を貸す=責任を背負う」行為です

名義貸しは“親切心”や“信頼”がきっかけで起きることがほとんど。
でも、トラブルが起きたときに責任を問われるのは名義を貸した側です。

あなたの名前と信用を守るために、どんなに親しい間柄でも「NO」と言える勇気を持ちましょう。

▶ 次回予告|【お金を守る教科書⑤】「個人間のお金の貸し借り」が壊す人間関係とは?

次回は、友人や家族との“お金の貸し借り”にまつわるトラブル事例をご紹介します。
「ちょっと貸しただけ」が、友情や親子関係を壊してしまうことも…。
後悔しないために、知っておきたい「貸す前に考えるべきこと」を解説します。

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