こんにちは、よろずやです。
8/27(水)権利付き最終 → 8/28(木)権利落ちの制度信用・優待クロスを実行し、現渡まで完了しました。この記事では、実際に付いた逆日歩(実逆日歩)・銘柄別損益・最終コストをわかりやすくまとめます。はじめての方にも読みやすいように、計算式の要点と注意点も簡潔に整理しました。
目次
✅ この記事の結論
- 貸株料+実逆日歩 合計:90,801円
- 現渡損益 合計(価格差・逆日歩込み):-20,601円
- 取得できた株主優待(金額換算):約62,800円分
所感:リンガーハット(8200)の実逆日歩が突出して重く、全体のコストを押し上げましたが、クリエイト・レストランツHD(3387)(継続保有条件を満たすため元々400株保有)の含み益を一部利確する形で差益の全体を下支えしています。
📊 銘柄別の実績(現渡済・1名義)
※優待金額換算については金額が分かるものはそのまま、分からないものはJ-market等の株主優待買取サイトの価格から算出しています。使うか売却するかによっても換算金額が変動するため、あくまで目安となります。
コード | 銘柄 | 株数 | 建単価 | 株主優待内容 | 損益 | 優待金額換算(※) |
2157 | コシダカHD | 100 | 1,421 | 優待券2,000円分 | -234 | 2,000 |
2305 | スタジオアリス | 100 | 2,165 | 写真撮影券 | -132 | 2,700 |
3048 | ビックカメラ | 100 | 1,669 | 買物優待券1,000円分 | -405 | 1,000 |
3222 | U.S.M.H | 100 | 1,007 | コシヒカリ2kgなど | -154 | 1,000 |
3387 | クリレスHD | 200 | 1,657 | 食事券4,000円分 | 66,482 | 4,000 |
3548 | バロック | 200 | 801 | クーポン2,000円分 | -318 | 2,000 |
4668 | 明光ネット | 100 | 776 | クオカード500円 | -248 | 500 |
8200 | リンガーハット | 2,000 | 2,290 | 食事券27,500円分 | -74,694 | 27,500 |
9418 | USEN NEXT | 100 | 2,188 | 90日間サービス利用料無料 | -235 | 3,000 |
9842 | アークランズ | 1,000 | 1,804 | 食事券11,000円分 | -7,156 | 11,000 |
9861 | 吉野家HD | 200 | 3,395 | 食事券5,000円分 | -1,046 | 5,000 |
9903 | カンセキ | 100 | 884 | 15%割引券 x 2 | -2,201 | 100 |
9979 | 大庄 | 100 | 1,254 | 優待券3,000円分 | -260 | 3,000 |
-20,601 | 62,800 |

🧭 優待クロスの“家計価値”の考え方
- 等価に近い:金券・食事券(コシダカ、ビックカメラ、クリレス、吉野家、大庄 など)は額面≒家計価値になりやすい。
- モノ系:U.S.M.H(コシヒカリ等)は相場価格−送料でディスカウント見積もりが無難。
- 割引・体験系:バロック、カンセキ、USEN、スタジオアリスは使う予定があるかで価値が大きく変動。
- 実務のコツ:「等価に近い券 7〜8割」+「お楽しみ枠 2〜3割」に配分すると、逆日歩が重い月でも家計効率が安定します。
🧮 コスト計算の超要約
- 貸株料=建代金 × 年率(制度1.10%目安)× 日数 ÷ 365
- 最大逆日歩(上限の目安)=〔最高料率(円/株・日)〕×〔倍率(2倍/4倍/8倍等)〕×〔品貸日数〕×〔株数〕
- 権利前は倍率が上がりやすく、在庫逼迫や注意喚起で跳ねます。
- 実逆日歩は日々の入札で決定し、必ず上限になるわけではありません(上下あり)。
🔍 今回の学び(2025年8月)
- 需給が締まる外食の“直前制度”は振れ幅が大きい。
8200リンガーハットのように一撃数万円の逆日歩リスク。在庫が怪しいときは規模を絞る/等価系へ寄せるのが安全。次回の2月末権利確定時は一般信用での取得も念頭に置きたいと思います。 - 値幅益で救われるケースもある(3387クリレス)。
とはいえ再現性は低め。最悪想定(最大逆日歩)を置いたうえでエントリーするのが基本。 - 現渡オペは二重チェック。
現物・建玉の照合 → 寄り後に現渡でヒューマンエラーを防止。
📅 次月(9月)の方針
- 9月は銘柄・人気ともに厚い繁忙月。早めの在庫確保と等価性の高い券への集中で、コストのブレを抑えます。
- 注意喚起・在庫枯渇が出たら、制度→一般、規模縮小へ柔軟に切替。
免責事項
本記事は個人の実録・学びの共有であり、特定銘柄の売買・投資成果を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。金額は執筆時点の取引明細に基づくもので、将来も同様の結果になるとは限りません。