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【注意喚起】「ご本人確認が未完了です」──JAバンク等を装うフィッシングで不正送金が急増中【静岡・最新事例】

こんにちは、よろずやです!
今日は“いますぐ役立つ”セキュリティ実務ガイドをお届けします。
2025年8月、静岡県内で金融機関の本人確認メールを装ったフィッシング詐欺による不正送金が急増しました。8月の最初の20日間だけで32件・約7,600万円、今年に入ってから8月20日までに84件・約1億5,000万円の被害が判明しています。被害メールは農林中金(JAバンク等)系の金融機関名をかたるものが中心です。

目次

🔔 何が起きている?:最新の被害傾向(2025年8月22日時点)

  • 件名や本文に「ご本人確認が未完了です」「セキュリティ強化のため確認が必要」などと記載し、不安をあおる。
  • メール内URLを押すと本物そっくりの偽ログインサイトへ誘導。入力した店番・口座番号・ログインID・パスワード・合言葉等が盗まれ、ネットバンキング経由で不正送金される。
  • 警察は「メール記載のURLは開かず、公式アプリやブックマーク済みの正規サイトからアクセスを」と強く注意喚起。

⚠️ これが“赤信号”サイン:疑うべきポイント早見表

  • 差出人がフリーメール/使い捨てドメイン、もしくは銀行名そっくりの紛らわしいドメイン
  • 氏名ではなく「お客様各位」で始まるテンプレ文章。
  • 24時間以内などやたらと短い期限を設定。
  • URLの表示は正規風でも、リンク先ドメインが本物と微妙に異なる
  • アプリでの本人確認を促さず、メール内リンク一択に誘導。

参考:JAバンクでも、JAネットバンクを装う偽サイト・偽メールが多数出回っているとして継続的に注意喚起が出ています。件名例「利用停止のお知らせ/緊急停止のご案内」など。

🛡️ いますぐできる実践対策(個人向け)

  1. アクセス経路を固定:金融機関は
    ・スマホは公式アプリのみ、
    ・パソコンは自分で保存したブックマークのみから開く。メール内リンクは使わない
  2. 多要素認証(MFA)を必ずON:ワンタイムパスや生体認証を有効化。
  3. 合言葉・パスワードは“使い回さない”:パスワード管理ツールで乱数化。
  4. 口座アラートを設定:残高変動・送金時に即時通知が来るように。
  5. フィルタリング強化:迷惑メールフィルタ/URL保護の設定を見直し。
  6. 定期的に取引明細を点検:少額の“テスト送金”も見逃さない。

🧯 開いてしまった/入力してしまった時の“初動対応”

  • 端末を機内モード→ネット遮断→パスワード変更(他サービスも含め“全変更”)。
  • 銀行の緊急連絡窓口へ直ちに連絡:送金停止・再発行・利用ロックの手続き。
  • 最寄りの警察/サイバー窓口に相談(被害日時・メール・URL・画面のスクショ・取引明細を保存)。静岡県警も偽サイト・フィッシング被害への注意喚起を継続しています。

🧰 事業者・店舗向けミニ対策(被害“入口”を減らす)

  • 社内標準:「金融機関関連メールはリンクを踏まない/アプリ・ブックマークから」を就業規則・掲示・研修で明文化。
  • メールゲート強化:迷惑メール対策・なりすまし防止(SPF/DKIM/DMARC)を必ず有効化。
  • 権限分離と送金フロー:振込は二重承認ワンタイムパス必須。
  • 被害時プレイブック(1)口座凍結連絡 →(2)社内影響範囲の棚卸 →(3)関係者への周知 →(4)警察・金融機関と連携までを書面化。

✅ まとめ(今日からの行動)

  • メールのリンクは踏まない。必ず公式アプリ/ブックマークから。
  • MFAと口座アラートで“万一”に備える。
  • 不審を感じたらワンテンポ置いて確認。被害拡大を止める最善策です。
  • 2025年8月は静岡県内で短期間に32件・約7,600万円の被害が判明。「自分は大丈夫」が一番危ない──地域の実例として強く意識しておきましょう。

出典・参考

一次情報(報道・行政)

金融機関連絡(JAバンク/農林中金系の注意喚起)

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